多彩な食材の品質管理と
安定供給を可能に
「MORE+5S」に沿った
独自の流通システム
フルラインL.T.(Logistics Terminal)
国内外のメーカーから仕入れた膨大な量の食材は、ODAが独自に開発した統合物流システム「フルラインL.T.」によって、入荷から保管、出荷までを管理しています。
フルラインL.T.の特徴
- 外食業界・中食業界・給食業界のあらゆる業態に対応できる食材をすべてラインナップ
- -25℃から常温まで、食材ごとの最適な温度で品質管理
- 一般食材から高級品、多ロットから少ロットまで安定的に供給
このシステムにより、事務処理のスピードアップ、ロスタイムの削減、ミスの防止を実現しました。さらにデータに基づいた商品情報や市場動向など、情報サービスも提供しています。しかし現状に満足することなく常に改善点を洗い出すことで、今後もより完成度の高いシステムを目指しています。
「more+5S」に基づく
システム・設備
立体自動倉庫「キャスパック」
幅広い種類の食品や調味料のそれぞれに対し賞味期限・温度・数量の管理が必要になりますが、これらを人の手で行うとどうしてもミスが出やすくなります。また冷凍食品を扱うため冷凍倉庫内で行う作業も発生しますが、倉庫内は作業環境として非常に過酷なため、なんとか人手を使わず機械化ができないかと模索してきました。
これらの解決に大きく貢献したのが、立体自動倉庫「キャスパック」です。人が動くのではなく、機械が人に合わせて動くイメージで設計されており、商品管理の質を維持しながらの効率化と人的ミスの削減を実現。以前はピッキング・入庫で一日7人から8人が稼働していたところを、導入後は4人ほどで同量の作業が可能となりました。
立体自動倉庫「キャスパック」の特徴
- 約1200パレットを収納
- 大量保管と小ロット出荷のどちらにも対応
- 在庫管理をコンピューターが行い、保管場所はタッチパネルで一目瞭然
- 過酷な冷凍庫内でのピッキング作業がなくなり効率化
- タッチパネルからの簡単操作で、指定したパレットを作業者のもとまで取り出し可能
在庫管理システム「ロジナビ」と連携することで、出荷ミスが大幅に減少。また商品の賞味期限とどのタイミングで出荷されたかも追えるため、当社もお客様にも安心なシステムです。
「Vocollect Voice」による音声業務
音声誘導によって作業の迷いを防ぎ、帳票や小型端末の手入力作業をなくすことで、人員を最小限に。システムとの会話で集中力を維持し、良い意味でのながら作業で高いパフォーマンスを維持しています。
作業ミスを抑止できるのでエラー対応の時間が減り、業務に充てられて好循環。リアルタイムな状況把握をシステム内で行えるため、在庫精度の高さに自信があります。
DAS(デジタル・アソートシステム)
DASは、業務用のお客様向けの少量多品種の店別仕分け用に取り入れたシステムです。出荷先ごとに「誰でも」「正確に」「スピーディーに」商品を仕分けできます。
商品をスキャンすると仕分け先ごとに設置したデジタル表示器に仕分け指示数が表示され、作業者はそれ従ってその商品の仕分けを行ないます。完了すると表示器を消していく仕組みです。作業の効率化と簡略化を実現し、円滑でミスのない物流を支えています。
ホストコンピュータ
営業本部、店舗、通販サイトからの受注はホストコンピュータに集約。そこからメーカーへの発注、商品の入荷、検品、保管までを一元管理しています。トータルピッキングリスト、出荷先の配送ルートが記載された得意先リスト、梱包ラベルを随時プリントアウト可能。さらに入出荷データや在庫データもロジナビシステムで確認できます。
24時間遠隔監視での温度管理
商品は常温から-25℃までの最適な温度で保管し、品質管理を徹底しています。温度はコンピュータ制御によって管理されており、携帯電話による遠隔操作も可能。万が一異常があれば即座に通知がはいる、24時間遠隔監視システムです。
梱包室
主に商品の小分けを行う専用の作業部屋です。学校給食や病院、老人ホーム様向けに、できるだけお客様が必要な量を必要な時にお届け出来るよう、アレルゲン等に細心の注意を払って作業しています。作業者には白衣を着用の上、出入り口には指紋認証システムを導入。金属探知機も設置を行ない、セキュリティ面の対策に力を入れています。
加工室
水産・畜産・調理冷食の加工室は、国際的に認められた衛生管理の規格である「HACCP」に沿った仕様。作業者には白衣を着用の上、エアシャワーや陽圧装置・防じん加工処理のフロアなどが設置され、衛生を最優先させた無菌ルームとなっています。
出入り口には認証システムを採用しているため、セキュリティも万全です。